2015/04/29~2015/05/01に、米カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニセンター で開催された Microsoft の大型イベント『Build 2015』で発表されたトピックスを、以下の記事を参考にざっくりまとめてみました。
『全ての開発者が押さえておくべきマイクロソフトの最新技術動向』
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1505/12/news011.html
これにさっと目を通せば、どんなトピックスがあったのかがわかるかと思います。
『Build 2015』で発表されたトピックス ざっくりまとめ
■クロスプラットフォーム開発
1. iOS用のソースをコンバートしてWindows 10で実行可
■クライアント開発
1. Windows 10のユニバーサルWindowsプラットフォーム
A. Project Astoria:
Android用のコードを、わずかな手直しだけで
Windows 10 for phones用にできる
B. Project Islandwood:
XcodeプロジェクトをVS 2015用にコンバートし、
そのObjective-Cのコードを編集/デバッグできる
C. Project Centennial:
WPFやWindowsフォームなど、従来のWin32アプリを
再パッケージしてWindows 10のユニバーサルWindows
プラットフォームで動かす
デスクトップアプリもマイクロソフトのストアで
安全に配布
D. Project Westminster:
Webサイトをストアアプリに変換する。JavaScriptから
Windowsランタイムを利用できる
2. iOS、Android、Linuxなどのアプリ開発
A. iOS/Android用のアプリをXamarin/Unity/Cordovaなどを
利用してVS 2015で開発できるようになる
3. Office Graph API
A. クライアントアプリから利用できるWeb APIを追加
■クラウド開発
1. クロスプラットフォームWebアプリ開発
A. Linux/Mac OS X向けASP.NET 5
B. AzureではLinuxも利用できるし、
WebアプリのデプロイにはDockerやPowerShell DSCなども使える
2. Azureの新サービス
A. Azure SQL Database elastic database:
堅牢なエンタープライズアプリをサポートする
「database-as-a-service」(プレビュー版を提供開始)
B. Azure SQL Data Warehouse:
データウェアハウス用のサービスであり、Amazonの
「Redshift」に対抗(2015年内にプレビュー提供予定)
C.• Azure Data Lake: 無限にrow data(生のデータ)を
ストア/管理できる。ビッグデータ解析用に向いている
(2015年内にプレビュー提供予定)
■新しいデバイス向けの開発
1. HoloLens
A. ヘッドマウント型のWindows 10デバイス
2. IoT/ウェアラブル
A. Windows 10 IoT Coreを搭載した「Raspberry Pi 2」
B. ウェアラブルコンピューターApple Watch/Wear Appの
アプリ開発も可能
■開発ツール
1. Visual Studio 2015
A. Visual Studio Tools for Apache Cordovaを使用して
HTML/CSS/JavaScriptでモバイルアプリ開発
B. Xamarin for Visual Studioを使用してC#で開発
C. Visual C++ for Cross-Platform Mobile Developmentを
使用してC++で開発
D. Visual Studio 2015 Preview Tools for Unityを使用して
JavaScriptやC#で開発
E. Visual Studio Emulator for Androidで実機がなくてもデバッグ
2. Visual Studio Code
A. Windows/Linux/Mac OS X用のコードエディター
日本マイクロソフトの技術者向けイベント「de:code 2015」は 2015/05/26~27開催
「de:code 2015」の早期割引期限が2015/05/15 23:59に延期になりました。
詳細情報を得る機会となりますので、ぜひご参加ください。