2008/06/20~2008/06/22の3日間、
つくば国際会議場にてRuby会議2008が開催されています。
http://jp.rubyist.net/RubyKaigi2008/
こちらが会場の前方。
こちらが会場の後方
13:00~13:30 オープニング
オープニングの挨拶の後、RubyKaigi2008 Golfコンペの説明がありました。
13:30~14:30 対談『まつもとゆきひろ×最首英裕』~Rubyを仕事に2008~
最初にRubyビジネスコモンズの最首英裕さんより
- 最近、は新規プロジェクトはRubyで開発出来るような状況になってきた
というお話が、
Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろさんからは、
- 仕事の依頼が多くて、社内には50人程度しかいないので社外に振り分けている状況
- CTCさんによるRuby技術者認定試験を受けるとマグカップがもらえるよ!という宣伝
などがありました。
その後、JavaとRubyの言語による違いについて、
以下のお話がありました。
- Rubyを使ってJavaのような実装をすることは、(いちおう)できるけど、、、
- Rubyの方が、モックを作って見せて、という開発がしやすい
- Rubyの方が学習曲線が早い(気がする)
- 大量のバッチや、メインフレームとの連携は、Javaを使っているが、それ以外の部分はRubyを使うことが多い
Q&A
- Ruby初心者から中級者にステップアップするためには、どうすればよいか
- 最首英裕さんからの回答
- 実用的な勉強会を実施している
- 同じ内容の勉強会を複数開催し、参加出来る人を増やす
- ノウハウを紙(雑誌)にして共有
- 業者の力を借りて、力を身につけることが出来る人を増やす
- 勉強会の資料は、Rubyを知らない人でもその資料を見れば本番環境でも使えるようにすることを目標にしている
- まつもとゆきひろからの回答
- 志や態度によるのでは
- 最首英裕さんからの回答
14:30 Ruby技術者認定試験について(CTC)
別会場で行われているRuby技術者認定試験について、
主催のCTC様より解説がありました。
15:05 スポンサーによる事例紹介
ついに登場!Ruby / Railsの統合開発環境「3rdRail日本語版」のご紹介
ネットワーク応用通信研究所が開発に協力している、CodeGear製Ruby / Rails統合開発環境「3rdRail 日本語版」の紹介でした。
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株式会社ネットワーク応用通信研究所 協力: ボーランド株式会社CodeGear事業本部 / オープンソース・ジャパン株式会社 藤井 等 / ボーランド株式会社 CodeGear事業本部 マーケッティングディレクター |
SunではじめるエンタープライズRubyの世界
Rubyを高い信頼性を確保しながら高速に稼働させるSolaris とSunのサーバー。
プラットフォームが選択されるための要件をご紹介、というお題目で、
実際にはSunの製品をいっぱい使ってね、という内容でした。
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河原 一哉 / サン・マイクロシステムズ システム技術統括本部 |
エンタープライズRubyと Linuxブームのちがい
LinuxブームのときにCTCで起きたこととエンタープライズ Rubyの実現にむけて、
という内容で、実際にはLinuxブームが起きたときと
Rubyの現状比較についての内容でした。
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小島克俊 / 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 |
ふつうのシステム開発~Rubyとアジャイルで実現するゆるふわドンピシャ愛されシステム開発
永和システムマネジメントの角谷さんが、
Rubyを使ったアジャイルなシステム開発の取り組みについて、
これまでの実績や現在進行形のプロジェクトの実例を紹介していました。
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角谷信太郎 / 永和システムマネジメント サービスプロバイディング事業部 チーフプログラマ |
Ruby×Agileによる社内SNS構築事例~オープンソースへの道~」
倉貫 義人さんが、SKIPについてプレゼンをしました。
Ruby,Railsによる「ふつう」なポータルサイトのつくり方!
@niftyが、今年夏に公開予定のポータルサイトについて紹介していました。
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浜中 慶・成田 智也 / ニフティ株式会社 サービスビジネス事業本部 システム開発部 |
Rubyサイコー episode-II(仮)
楽天でのRuby導入のその後と、
まつもとゆきひろ氏との共同研究プロジェクト・ROMA/fairyの概要について
紹介していました。
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増田 創 / 楽天株式会社 楽天技術研究所 テクノロジスト |
17:00 内外コミュニティ紹介 ~コミュニティが育てるRuby、コミュニティを育てるRuby~
Ruby Centralや国内各地のRubyコミュニティの方々とともに、Rubyとコミュニティの関わりについてトークが繰り広げられました。
海外コミュニティ
- Chad Fowler (Ruby Central)
- Rich Kilmer (Ruby Central)
リアルタイムで翻訳したものがスクリーンに映り出されていたものの一部を撮影しました。
国内コミュニティ
- Ruby札幌
- RBC
- Rubyist九州
- Rails勉強会@東北
- Rails勉強会@東京
- 合同コミュニティ
19:00 前夜祭
会場はそのままで、飲食物各自持ち込み方式の前夜祭が開催されました。