Windows Phone Developer Tools RTWがリリースされました。(2010/09/15)
英語版のソース元はこちら。
http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=04704acf-a63a-4f97-952c-8b51b34b00ce
日本語版のソース元はこちら。
http://blogs.itmedia.co.jp/shinobu/2010/09/windows-phone-9.html
以下、上記URLから本文を引用して紹介します。
昨日は Internet Explorer 9 Beta の発表と公開がありましたが、今日は Windows Phone 7 の開発ツールの完成と公開です。
Windows Phone Developer Tools RTW
ちなみにWindows Phone 7の完成はRTM(Release to Manufacture) つまり製造工程に向けた完成リリースでしたが、今回は Webに向けた完成リリースなので、RTW(Release to Web)になっています。
■Windows Phone Developer Tools RTW のダウンロードとインストール
このインストーラーはブートストラップだけで、ここからすべてのインストールファイルをダウンロードしながらインストールします。もし、インストーラーファイルを自身でもっていたいときは .iso ファイル が用意されているのでこちらを使いましょう。CDR/DVDRに焼くのもよし、Virtual PCに読ませてもよしです。
さて、この開発ツールには以下のものが含まれています。
- Visual Studio 2010 Express for Windows Phone
- Windows Phone Emulator Resources
- Silverlight 4 Tools For Visual Studio
- Microsoft Expression Blend for Windows Phone
- XNA Game Studio 4.0
このあたりの構成は beta 版と大きく変わってはいませんが、今回のバージョンでは、Visual Studio 2010 の製品版がインストールされている環境では、そこにアドオンとして組み込まれるようになっています。といってもこの話は英語版のみの話です。日本語版の Visual Studio 2010 が入ってもアドインテンプレートはインストールされません。
インストール前にはきちんとベータ版の開発ツールのアンインストールをしておきましょう。そうしておかないと、このように怒られてしまします。
■今回追加されたコントロール
今回の開発環境で追加された、いくつかのコントロールがあります。それがパノラマコントロールとピボットコントロールです。
Windows Phone 7 のハブを構成しているのがパノラマコントロール、メールなどで使われているのがピボットコントロールです。どちらもタブコントロールの一種のようなものですが、見せ方が変わることでまた違ったコントロールに仕上がっています。さらに、Bingマップコントロールも追加されました。
また、開発したアプリケーションを Marketplace にアップするためにはこのRTWバージョンで開発しないといけません。
■Microsoft Advertising SDK for Windows Phone 7
そしてもう一つ、今日公開されたものがあります。それが Advertising SDK for Windows Phone 7 です。
Microsoft Advertising SDK for Windows Phone 7
Windows Phone 7 のアプリケーションの中で広告用のエリアを作り、広告収入を開発者が得られるためのAdサービス用の組み込み環境です。ようやく Windows Phone の機能として提供されることとなりました。
■Windows Phone 7 Training Kit for Developers – RTM Refresh
さらにもう一つ、今日公開されたものがあります。それが 開発者向けのトレーニングキットです。
Windows Phone 7 Training Kit for Developers - RTM Refresh
Silverlight 用のトレーニングキットと、XNA用のトレーニングキットがあります。一見3つのトレーニングキットがあるように見えますが、Silverlight 用のもの、XNA用のもの、そして両方入ったものという構成です(ファイルサイズを見るとすぐにわかるでしょう)
パノラマアプリ、ピボットアプリを作る方法や、Expression Blend をつかって開発する方法、タスク切り替えに対応した実装、Silverlight アプリケーションのパフォーマンスチューニングなど、さまざまなないようがもりこまれています。
開発される方はこちらもチェックです。