Windows Phone 7 開発環境

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米国ラスベガスで開催されているMIX10にて、
Smooth StreamingによるKeynoteのLive中継があり、
そこでWindows Phone 7の開発環境について触れられていました。

http://www.microsoft.com/presspass/events/mix/videoGallery.aspx

また、内容については下記サイトで詳しく触れられています。

http://blogs.msdn.com/b/tashinmu/archive/2010/03/16/windows-phone-7.aspx

Windows Mobile 6.5 までは Visual Studio 2008 の Professional Edition 以上が必要でしたが、今回の Windows Phone 7 の開発では Visual Studio 2010 Express Edition for Windows Phone という形で Express Edition をご利用いただくことができるようになります。Express Edition では機能はある程度限られるかと思いますが、Windows Phone 開発を始める First Step としては十分な環境であると思います。

また、ランタイム環境ですが、こちらは Silverlight がご利用いただけます。Compact Framework に関してはまだ情報を入手できていませんが、Keynote Demo を見ている限りでは、もはや Compact Framework ではなくて、Silverlight を使用するのが妥当な気がします。また、Windows Phone 7 ではゲーム環境もかなり強化されており、XNA を使用したゲーム開発が可能になっています。

と書いていると、Silverlight や XNA なんて遠くの話と感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、まずは上のストリーミングのデモをご覧になってください。今、みなさんが書いているコードとなんら変わりありません。
Silverlight や XNA は .NET Framework を親とする .NET テクノロジーの一員です。.NET テクノロジーはプラットフォームやアプリケーション形態が異なっても一貫したプログラミングモデルを提供するのが一つの強みとなっています。

今までモバイル開発や Silverlight 開発をやってこなかった方でも、比較的スムーズにこれらの開発に取り掛かることができます。ぜひこの機会に挑戦されてみてはいかがでしょうか?

また、こちらのサイトでは、以下のようにまとめています。
http://mfria.blog106.fc2.com/blog-entry-1758.html

米国Microsoft社は3/15(月)、同社イベント「MIX10」で、次期携帯電話OS「Windows Phone 7」向けの開発ツールを無償公開した事を発表しました。

今回発表されたWindows Phone 7の特徴としては、以下が挙げられます。
携帯オーディオプレーヤー「Zune」の採用(音楽、ビデオ、ポッドキャスト、ラジオを取り扱い可能)
オンラインショップ「Windows Phone Marketplace」でコンテンツの入手(購入)が可能
開発環境「End-to-End Application Development Platform」の提供

「Windows Phone Marketplace」に関しても詳細が発表されています。なおMarketplaceの方針等が正式決定するのは2010年5月頃の予定なので、今後変更となる可能性もあります。
専用アプリケーションは全て「Windows Phone Marketplace」から入手
Windows Phone 7向けアプリの一般流通にはMicrosoft社の承認が必要
法人ユーザーに関しては内部向けの独自アプリを一般流通させずに配布が可能
課金は携帯キャリア会社経由もしくはクレジットカード
アプリは一回削除しても再DL可能
開発者登録費用は$99/年
無料アプリ・広告付き無料アプリも配布可能(ただし開発登録費用は必要)
Zuneで使用するコンテンツを購入可能
iPhoneのAppStoreと同じ仕組みも見受けられますが、こういうスタイルが今後一般化していくんでしょう。

特に開発環境はSilverlight4やXNA4.0とも互換性があるとのこと。つまり、Windows Phone 7向けに開発したアプリは、PCでもXBOX 360でも動くのです。IDEもVisual StudioやExpression Blendで提供される為、操作感が殆ど変わらず開発する事が可能です。もこれは凄い!機能もマルチタッチや加速度センサー、GPS、カメラ、マイク、動画ストリーミング、プッシュ通知などが利用できます。

Windows Phone 7の実機の発売は2010年秋頃が予想されています。つまり現時点では実機で試す事は出来ませんが、公開されている開発ツールの中にはWindows Phone 7のエミュレーターも入っていますので、これで当面は試していく事が可能です。

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