あまり当てはまる方は少ないかもしれませんが、
忙しさにかまけてて、実はいつの間にか
当てはまってしまっている人間にならないように
気をつけましょうということで、
以下の記事を紹介します。
ダメな人間の10パターン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090522/195523/?P=1
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今回のコラムはまず、ちょっとしたテストから。次の10の質問に答えてみてください。 |
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いかがですか?あなたは「YES」にいくつチェックがついたでしょうか。 |
失敗している人は、なぜ失敗しているのか?
成功している会社はなぜ成功しているか。
成功するようにやっているからだ。
失敗している会社はなぜ失敗しているか。
失敗するようにやっているからだ。
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「なにをそんな当たり前のことを」と思われましたか? いやいや、聞き流す前にもう一度かみ締めてみてください。 これは、故・松下幸之助氏の言葉です。 |
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正しいことをやれば自ずと正しい結果が出る。 一方で、間違ったことをやれば必ず間違った結果が出る ――上に引いた“経営の神様”の言葉はごくシンプルなものですが、 普遍の真理を突いた名言と言えるでしょう。 |
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この言葉を人間に当てはめると、「成功している人はなぜ成功しているか。 成功するようにやっているからだ。失敗している人はなぜ失敗しているか。 失敗するようにやっているからだ」ということになります。 |
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私はこれまでのビジネス人生で、実に様々な方々に出会ってきました。 その過程で得た、素晴らしい「人生の成功者」からの教えは何物にも替え難い財産ですが、 その一方で、「人生の失敗者」からも少なからぬ教訓を得てきました。 実は、冒頭に掲げた10のチェック項目はいずれも、私が「人生の失敗者」にありがちだと思う特徴なのです。 |
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そこで今回のコラムは、いつもとは少し趣向を変えて「悪い例」から学んでいくことにしましょう。 名づけて「ダメな人間の10パターン」。あなた自身のセルフチェックの意味も込めておつき合いください。 |
ダメな人その1――自分はダメだと思っている人
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人は思った通りの自分に近づく、と言われます。 「オレは運がいいなぁ」と思っていれば本当に強運の持ち主のような気がしてくるし、 「私は雨女に違いない」と思っていると大切な約束の日にはなぜか決まって雨が降るように思えてしまう。 良くも悪くも人間は、半分以上は錯覚の動物なのです。 |
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これと全く同じ理屈で、「自分はダメだダメだ」と思っていると、本当にダメな人間になってしまいます。 肩が下がり、俯き加減で、言うことに自信も迫力もなく、まるでこの世の終わりのような暗い表情…。 そんな人のところに喜んで近寄ってくる人はまずいません。 |
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この状況を打開するには、虚勢でもいいから、少し胸を張って「自分はデキる!」と自己暗示をかけることです。 英語には“Perception is reality.”(認識は実体なり)という表現があります。 「自分はデキる!」という自己認識を持ってそれなりの努力を続ければ、自然と実力が伴ってくるものです。 |
ダメな人その2――すぐに諦める人
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何にでも興味を持って手を出すけれど、何をやっても三日坊主で諦めてしまう人がいます。 残念なお知らせですが、こういう人はほとんどの場合、うまくいきません。 |
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これも松下幸之助氏の言ですが、商売で成功するための秘訣は何ですか、と聞かれて氏はこう答えたそうです。 「商売をやって失敗しない方法が1つある。成功するまでやめないことだ」。 いったん何かを始めたら、完遂するまで諦めない人が最終的に人生の成功者となるのです。 |
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このことは、転職に関しても当てはまります。 会社から会社へ、1~2年の周期で転々と移る人のことを俗に「ジョブ・ホッパー」と言いますが、 こういう人の末路は90%以上の確率で哀れなものです。 どうせ職を替わるなら、ジョブ・ホッパーではなくキャリア・ビルダーになりたい。 そのためには、1つの会社で最短でも5~6年は頑張るくらいの粘り強さが必要です。 |
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「諦めるな!」という気持ちを、私は「コツコツカツコツ」と表現しています。 何かを始めたら、途中で諦めずにコツコツと努力を続けることがカツためのコツです。 ここで言う「カツ」には、2つの意味合いがあります。1つは、他人に対して「勝つ」ということ。 そしてもう1つは、諦めそうになる己の心に「克つ」ということです。 そもそも自分自身に克てない人が、人に勝てる訳はないのです。 |
ダメな人その3――快適ゾーンに閉じこもっている人
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「快適ゾーン」(Comfort Zone)という言葉があります。 同じ会社の社員同士のつき合いは快適なものです。 お互いに名前も顔も知っているし、気心も癖も分かり合えているから身構える必要はありません。 要するに「仲間」であり、「身内」ということです。 |
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しかし、「快適ゾーンにこもりきり」という生き方には、それなりの危険や代償が伴います。 なぜか。 心がマンネリリズムという病に侵されてしまい、新しく革新的で、思い切った発想が出てこなくなってしまうからです。 |
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「犬小屋の論理」というのをご存じですか?小屋に入っている犬には、見えているのは前方だけ。 右も左も後ろも見えません。この環境で毎日過ごしていると、いつの間にか視野狭窄、視界矮小に陥ってしまいます。 |
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人間だって、これと何ら変わるところはありません。 ですから、時には快適ゾーンという名の犬小屋から出て、外の空気を吸い、水を飲む必要があるのです。 “外の空気を吸う”とは、どんなことでもかまいません。 月に1、2回は社外の勉強会や講演会に顔を出すというのでもよいし、違う会社の人とつき合う、 旅行に出かける、普段は手に取らない類の雑誌を読んでみる、などでもOKです。 |
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こうやって環境にメリハリがつくように自分で工夫をしないと、 やがてあなたの「感性の泉」は枯れ、「発想の火」は消えてしまいます。 そんなことにならないように、快適ゾーンからのブレークスルーを時折実行に移したいものです。 |
ダメな人その4――友を持たない人
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“A friend in need is a friend indeed.”韻を踏んで意訳すると、「貧の友は真の友」となります。 困った時や悩みを抱えた時、話し相手になってくれる親友や心友を持たない人の人生は淋しいものです。 |
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性格が悪くて人が寄りつかないとか、自己中心的で人の心を解さないという人が心豊かな人生を送ることはまず不可能です。 もちろん、仕事で良い結果を出すことだってできません。 その証拠に、私が以前働いていた某外資系企業にも、能力は人一倍高いのに性格が狷介なため人を寄せつけず、 結局“孤立無友” の淋しい人生を送っている人がいます。 |
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そんなことにならないためにも、 お互いに自分の欠点、弱点、失敗、恥部をさらけ出すことのできる“心友”はぜひとも持ちたいものです。 |
ダメな人その5――師(メンター)を持たない人
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知識や情報を教えてくれる人は「先生(Teacher)」。 これに対して、生きる勇気や人生の知恵を授けてくれる人のことを「師(Mentor)」と呼びます。 |
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「メンター」とは、ギリシャ神話の英雄オデュッセウスが、我が子の教育を託した良き指導者メントールを語源とする言葉。 つらい時、行き詰まった時、その人の胸に飛び込んでいくと 「こう考えてみてはどうか?」「こうやってみてはどうか?」などとアドバイスをくれる存在です。 |
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これは私の実感ですが、メンターを少なくとも3人持てれば、人生で大きな失敗は回避できるし、 たとえ失敗しても再起を図ることができます。 裏を返せば、3人どころか1人のメンターも持たない人の行く手は、かなり険しい茨の道だということです。 |
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あなたも「茨の道」をたどる羽目に陥らないように、3人のメンターを見つけることをお勧めします。 自分より人生経験の長い先輩や先達――例えば母校の恩師、会社の先輩、親戚の長老など、 人生の“羅針盤”となってくれる人が近くにいるのは、それだけで心強いものです。 |
ダメな人その6――目標を持たない人
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私はよく、人間を2つのタイプに分けて考えます。 |
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1つ目のタイプは「成り行き人間」。成り行き人間の生活パターンとは――朝起きて会社に行く。 夜遅くまで仕事をする。帰宅し風呂に入り食事をして眠る。翌朝また目を覚まして会社に行く。 夜遅くまで仕事をする。帰宅し風呂に入り食事をして…(以下続く)。 |
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成り行き人間もそれなりに仕事をしてはいるのですが、その生活パターンには何かが欠けています。 それが何だかお分かりですか? そう、このタイプの人間は「自分の人生や生き方に対して“意識的な付加価値”を加えていない」のです。 |
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これに対して、自分で納得のいく短期・長期の目標を設定したうえで、行動計画に落とし込み、それを追求し続けている人がいます。 このような人のことを、私は第2のタイプとして「目標人間」と呼んでいます。 目標人間は、成り行き人間に欠けているもの、すなわち自分の生き方に対して意識的な付加価値づくりを試みているのです。 「およそ人生に成功する人とは目標人間である」と自信を持って断言できます。 |
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このことに関連して、野田一夫さんという経営学者の講演に出席した時のエピソードを1つ。 講演の中で、野田教授が聴衆に向かってこんな質問をしました。「成功の反意語は何だと思いますか?」。 この問いに、あなたなら何と答えますか?素直に考えれば、「失敗」と答えるところでしょう。 ところが野田教授はこう続けたのです。成功の反意語は、「目標のない生き方をすること」です、と。 |
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「そのうちに」という考え方は、ただの「願望」にすぎません。 この願望に、「いつまでに」という時限設定と「どう行う」という行動計画が加わって初めて、それは「目標」と呼べるものに変わります。 |
願望 + 時限設定(いつまでに?)+ 行動計画(どう行う?)= 目標
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私の知るかぎり、「願望」のみで成功した人は1人もいません。 人生における成功とは、「願望」を「目標」に変換した時に初めて手中に入るものなのです。 |
ダメな人その7――お世話になった人に礼状を書かない人
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私はよく、様々な企業にお邪魔して社内研修の講師を務めたり、講演会でお話をさせていただく機会があります。 名刺交換をした受講者の方から丁寧なお手紙やメールを頂戴するたびに、お役に立ててよかったなという安堵感が広がります。 |
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しかし世の中を見渡すと、誰かにお世話になったのに、手紙やメールどころか電話すらかけない人も中にはいるようです。 私自身は別に礼状が欲しいわけではありませんが、礼節を欠く人と「また会いたい」という気にはどうもなれません。 |
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お世話になった人へのお礼は社会人として最低限のマナーです。 それが守れないようなら、“ダメ人間”の烙印を押されたとしても致し方ないでしょう。 万が一あなたの部下が礼儀を欠く行いをしたなら、あなたには上司として部下を叱る義務があります。 これを怠れば、悪くすると会社の評判に悪影響が及ぶうえ、何より当の部下が長期的には孤立してしまいます。 |
ダメな人その8――相手によって態度が大きく変わる人
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上に対しては揉み手モードで追従笑いを浮かべていたかと思ったら、 今度は一転、下に対しては腕組みをしながら威張り散らす――そんな人も中にはいます。 相手によって態度がコロコロ変わる人は、浅はかな人間性がみえみえで、おかしさを通り越して哀れでもあります。 |
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あなたの周りにそういう人を見かけたら、決して近寄らないように! “本物”の人間は、誰に対しても態度が平らなものだからです。 |
ダメな人その9――話の中に有名人の名前を入れる人
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「自分は○○大臣と知り合いだ」「××会社の社長とは親しい間柄だ」…。 会話の中で、有名人の名前を頻繁に連発する人を時々見かけます。 こういう人はだいたい“虎の威を借る狐”、実体の乏しい偽者と思って間違いないでしょう。 英語にも“Name dropper”という表現がありますが、やはりネガティブなニュアンスを持つ表現です。 |
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ここまでくると、もはや「ビジネスマンとして云々」というレベルの話ではありませんが、 意外や意外、ビジネス社会には殊のほか多くの“狐”が生息しているから不思議なものです。 |
ダメな人その10――学ばない人
優れたビジネスマンに見られる最も共通的な特徴は、
日々の自己革新を怠らない人であるということだ。
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これは、“知の巨人”ピーター・ドラッカーの言葉です。 |
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物事の変化が急ピッチで進んでいる「大変の時代」の中で生き残るためには、 昨日の自分とは変わった今日の自分でなければいけません。 そして明日の自分は、今日の自分よりも一段高まっていなければいけない。 |
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生き残り、かつ勝ち残るビジネスマンとしての自分の価値を高めるためには、自分に対する投資が必要です。 「学ばない人は消えゆく人。学ぶ人は伸びる人」という言葉を肝に銘じておきたいものです。 |
「YES」にいくつチェックがつきましたか?
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さて、あなたは冒頭のチェックリストにいくつの「YES」がありましたか。 以下の判定結果を目安にして、あなた自身の自己診断にお役立てください。 もちろん、あなたの部下が「ダメ人間予備軍」に陥っていないかどうかをチェックするのもよし、です。 |
「YES」の数が――
0~1・・・大変優秀!その高い志を保ち続ける限り「人生の成功者」になれるでしょう。2~5・・・改善の余地はありますが、1つずつ弱点を克服していけば必ず道は開けます。
6~8・・・黄色信号。かなりの努力を要しますが、挫けてはいけません。今後の努力に期待!
9~10・・・赤信号点滅!このまま直進すると間違いなく「人生の失敗者」です。謙虚に反省して1から出直しましょう。